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【上京物語】〜プロダンサーへの道〜前編

 

新たにBLOGを開設したので、以前、noteに書いたものですが、自分にとって大事な記事なので、こちらでも記載したいと思います。

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忘れもしない、2011年5月31日。26歳の時、現金8万円と圧縮した布団をキャリーケースに詰め込んで、意を決して福岡から上京してきました。

別に誰かの得になるわけじゃないですが、こうゆうヤツも居るんだなと、誰かの為になって貰えれば幸いです。

当時は福岡でそれなりに充実したダンサー生活を送ってました。とはいえ、ダンスだけではもちろん食べていけず、週5でバイトを朝から夕方までやり、終わり次第準備して、数々のダンススタジオで、インストラクターを勤めて、週末はイベントに出たりと中々忙しくやっていましたが、実家暮らしだったので何とか成立していたのだと思います。

そんな中、日に日にダンスをもっと仕事にしたい、ダンスだけで食べていきたい!と思いが強くなっていきました。

理由としては、出演するイベントなどのゲストのトリが、福岡の活躍するチームではなく、東京からのチームだったり、ツアーのバックダンサーで地方公演(福岡)のオーディションで受かっても、結局、オープニングアクトや、サポートダンサーなど、経験としてはとても有難いことなのは承知ですが、メインダンサーは東京のダンサー。それがなんとなく悔しかった。そんな東京のダンサーは仕事として、ダンスで生計を立てている人達がたくさんいる。福岡でどうにか出来ないであろうか。。。

そう思っていた頃、某アーティストの福岡ドーム公演で、サポートダンサーとして20人くらい?の1人として参加させてもらいました。出番は楽曲1、2曲のみ。それに対してメインダンサーは2人で10数曲。

出番待ちで、僕らがステージ袖で、待機してるときに、衣装の早替えの為、メインダンサーの1人の方がダッシュしてきて、近くまで来て、ハァハァ言いながら汗まみれで、ささっと着替えて、何事もなかったように直ぐにステージへ出て行った。照明のせいなのか、汗も衣装もキラキラしていて、ダンサーさんがとても輝いて見えた。。。

 


間近で見ていた僕は心の中でこう叫んだ。

 

 

 

「かっけぇ〜、、、これがしたい!!」

 

 

 

この日を境に、更に気持ちが強くなっていた。

とはいえ、直ぐに上京できる状態ではなく、色々と活動していく中で、数ヶ月経った頃、、、

まさかの東京での仕事のオファーが舞い込んできたのだ。

当時、とあるスタジオでインストラクターをさせて頂いていたオーナー兼有名振付師の方からでした。

しかも、楽曲の振付、バックダンサー、TV出演。

夢の様な出来ごとで、とても嬉しかったのですが、いきなり過ぎて、しかも始めてのことだらけだったので、プレッシャーを感じながら、必死に藻がいてただひたすら一生懸命に取り組みました。

もちろん振付は手直しが入り、何度も苦戦しながら完成しました。ダンサーは自分ともう1人。2人で励まし合い、讃えあいながら、作り上げました。

そして、リハーサルの為、東京と福岡を数回往復。始めての東京のスタジオ。大きなスタジオに驚きつつ、本番まで、緊張感のあるリハーサルを何とかこなし、いざ本番。

ミスもなく、笑顔で無事に終えることが出来た。

収録を終えた僕らダンサー2人は、テレビ局を出た少し離れた所で、ハイッタッチをし、帰路に着いた。

そして、僕はその瞬間、、、

 


「これだ!これがやりたいんだ!」

 


と心で叫び、上京することを決意する。

 


続く

上京したての頃

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